前回はオールドローズの系統まで紹介しましたが、今回はもう少し詳しく、それぞれの系統で人気のある品種をピックアップしていきましょう。
★タスカニースパーブ(ガリカ系)
1837年以前にイギリスで作られました。樹高は15cm程度になります。濃い赤紫のような少し渋めの色合いをしたバラなので、他の品種をそばに植えることでより一層引き立ちます。
★ローズ・ド・メイ(ダマスク系)
フランスで作られたバラです。八重咲なのでボリューム感があり、香りも強いです。バラのエッセンシャルオイルとしては一番質の良いものが採れ、古くから南フランスで香料の原料として多く栽培されています。
★グレートメイデンスブラッシュ(アルバ系)
透明感がある淡いピンクの上品で可愛らしいバラです。強香ではありますが、しつこくなく爽やかな香りが印象的です。
★シャポー・ド・ナポレオン(ケンティフォーリア系)
1827年にスイスで作られました。花色はピンクで濃厚な香りがします。つぼみが苔に覆われており、その形がナポレオンの帽子に似ていることからこのように名づけられました。あまり手間がかからず丈夫で育てやすいので初心者におすすめできるバラです。
★マダム・ルイ・レベーク(モス系)
18987年にフランスで作られました。大輪ですが葉とのバランスがよくとれており、また花色も上品なパールピンクなので全体的に柔らかい雰囲気が印象的なバラです。
いかがでしたか?お好みの品種は見つかりましたでしょうか。
比較的上級者向けとは言いましたが、中には初心者の方でも育てやすい品種もいくつかございますのでぜひ挑戦してみてください。