バラを栽培してみて驚いたことは、
あまりにもバラに寄ってくる害虫が多いことでした。
それまでは見た事も無かった種類の虫がたくさん集まってくるのです。
ワイン好きの方から、有機ワインのための無農薬のぶどう畑には
必ず害虫のおとりになるバラが植えられると聞いたことがありますが、
本当にたくさんの害虫たちがバラをめがけてやって来ます。
中でもバラ栽培をはじめてから知った害虫の代表格は、
チュウレンジバチとバラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)です。
チュウレンジバチはバラの茎に卵を産みつけて、
ふ化した幼虫が葉っぱを食べ尽くしてしまいますし、
バラゾウムシはこれからという新芽やバラのつぼみに卵を産みつけて
枯れさせてしまいます。
私自身この2種類の害虫に関しては
バラの栽培をはじめるまで見た事も聞いたことも無かったのですが、
同じ地域に住んでいてもバラを育てなければ
一生遭遇しないのではないかと思います。
バラの栽培をはじめるには、
見た事もない害虫と向き合う覚悟が必要だと思います。