母がバラ園のバラを見たいと言うので、
私の車でバラ園まで行ってあげました。
私はバラに関心がなかったので、見る気はなかったのですが、
母が一緒に見ようと言うので見る事にしました。
さすがバラ園と言うだけあって、
広大な土地にバラがたくさん植えられていたのです。
バラの花はこれまで色々な場所で見て来ましたが、
これだけ多くのバラの花を見たのは生まれて初めてだったので、
私は圧倒されてしまいました。
母も私と同じように圧倒されたようで、二人で無言でバラ園の中を歩き回りました。
目の覚めるような赤、妖しさ漂う黒、可愛らしい黄など、
同じバラと言っても、花の大きさや色によって、印象は大分違って見えたのです。
これまでバラがキレイな花だという事は認識していましたが、
このバラ園で様々なバラを目の当たりにした事で、
私も母もバラの美しさの本髄を知ったような気がしました。
バラ園を一周してバラの美しさに取りつかれた母と私は、
自分たちもバラを育てて見たくなり、バラ園の売店で小さなバラの鉢植えを購入しました。