和風な庭からバラのある庭に変化した我が家

私が以前住んでいた家の隣には、

庭中にバラを植えており、

バラのアーチがあったり、塀の柵にもバラが咲き乱れていたりする、

まるでバラ園のような家でした。

両親は、自分の家を和風の庭にしてしまい、

そこから見える隣家の洋風の庭をよく羨ましがっていました。

たまに、隣家の住人に呼ばれてバラ園のような庭でお茶をしたり、

お酒を飲んだりしては、

「なんで我が家も、あのような美しい庭にしなかったのか」

と嘆いていました。

私的には、我が家の松が生えており、盆栽が置いてある、

和風の庭のほうが心の和みが大きかったように思います。

それから数年後、私が結婚し、私の両親と同居することになりました。

そこで、やっと両親の念願の洋風の庭作りが始まりました。

もちろん、バラが主体の庭です。

バラも気に入った色を探すのが大変らしく、

はたから見ていると、ちょこちょこバラの種類を変えて植え替えています。

私の子供は、よくバラの棘に引っかかり、

痛い思いをしており、ちょっとバラが嫌いなようです。

和風の好きな私は、両親が一生懸命作ってくれているバラの庭が好きになりつつあります。